フリーランスエンジニアに向いているタイプ

独立しやすいIT業界では、雇われの身からフリーランスに転身するエンジニアもたくさんいる。
とはいえ、いくら独立がしやすいと言っても、誰しもが成功を収められるわけではない。転身後に失敗をして後悔をすることのないように、フリーランスの適性を見極めた上で決断をすることが大切だ。
適性を見極めるポイントはいくつかあるが、基本的な物として自己管理能力が挙げられる。フリーランスは文字通り、スケジュールを自由に組めるのが特徴だ。1日の勤務時間から週休まで自分の判断で決めることができるという点は大きなメリットのようにも感じられる。
しかし、勤務時間に制約がないことでプライベートとの境目が曖昧になったり、計画の甘さから納期に間に合わなくなるという失敗事例も少なくない。フリーランスには先を見通す計画性、ルールを守る意志の強さが必要だ。

柔軟性と適応力も大事な能力の1つと言える。会社から与えられた仕事を黙々とこなしていく会社員と違って、フリーは仕事の受注も自らで行わなければいけない。仕事の度にクライアントが変わることも珍しくないため、相手の性格に合わせて柔軟な対応をすることが求められる。仕事を発注するクライアントが必ずしも良識のある人ばかりとは限らない。
時には無理難題を突き付けたり理不尽なクレームをするケースもある。フリーランスとして活躍していくには、社交性はもちろん、相手のどんな行動や言動にも対応ができる柔軟性がなくてはいけない。