将来性が不安で独立できないときの対策

フリーランスを始めたいと思っていても、将来性が不安で独立をためらうエンジニアは多い。5年後、10年後を考えたときに自分の能力が業界で通用するのかが不安になりがちなのだ。
技術的な問題だけでなく、年齢的にも依頼を受けにくくなっていくため、それでもなお、案件を安定して獲得し続けられるのかが心配になるエンジニアが多いのである。ためらっているうちに年月が経ってしまって時期を逃すこともよくある。
独立してから活用できるスキルがあるなら時期は早い方が有利なので、迷わずに独立できるように準備をするのが大切だ。不安を払拭するための対策として有効なのが、明確なキャリアプランを立てて、いつ何をすべきかを考えることである。

案件を獲得して業務をこなし稼いでいくというビジネスモデルだけを見ていると、案件が取れなくなった場合に収入がなくなり困るという不安がつきまとう。しかし、そうならないようなプランを立てておけば不安はなくなっていくのだ。
案件が獲得できなくなる主な原因は、業界で必要とされているスキルや経験が不足しているからである。そのため、スキル習得の計画を立てて、常に対応できる案件が豊富にある状況を維持していくのが重要になる。
それと併せて、引き際をいつにするかを決めておくことだ。年齢的に案件獲得が難しくなることがあるのは確かである。そのタイミングで何をして働くかも合わせて決めておけば収入に困るような事態には陥らないだろう。
これらのほかにも、フリーランス転身をためらうような不安があるならば、それらの一つひとつに対して独立後の仕事への不安を解消するための対策をしっかり講じておくことが大切である。